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メンズエステの客単価を上げる方法|オプション・コース設計と提案のコツ

2026.08.25・約7分で読めます
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売上を伸ばしたいとき、新規集客の次に効くのが客単価です。ただ「客単価を上げる=値上げ」と考えると、既存のお客様が離れるリスクを取ることになります。メンズエステの現場で実際に効いたのは、値上げよりもコースとオプションの設計、そして提案の順番を変えることでした。この記事では、客単価の分解のしかたから、押し売りにならない提案の型、効果を確認する数字の見方までを、店舗運営と受付の実務経験をもとに解説します。

客単価は「値上げ」ではなく設計で上がる

客単価が伸びない店舗の話を聞くと、たいてい「うちの客層では単価は上げられない」という結論から入っています。ですが同じエリア・同じ価格帯でも、店によって平均客単価は数千円単位で違います。差を生んでいるのは客層ではなく、60分と90分のどちらを選びやすいか、オプションがいつ・どう伝わっているかという設計の差です。

お客様は「安いほうがいい」と思って選んでいるのではなく、迷ったときに、いちばん分かりやすい選択肢を選んでいるだけのことが多い。ここを変えるのに、値上げは必要ありません。

まず自店の客単価を3つに分解する

平均客単価という一つの数字を見ていても、打ち手は出てきません。メンズエステの客単価は、実務上ほぼこの3つで決まります。

  • コース時間の構成比:60分・90分・120分がそれぞれ何%か。ここが最も金額インパクトが大きい項目です。
  • オプション装着率:全予約のうち、何%が1つ以上のオプションを付けているか。
  • 指名率:指名料が乗る比率。指名は単価とリピートの両方に効きます。

この3つを1か月分だけ出してみると、どこに伸びしろがあるかがはっきりします。たとえば90分以上の比率が2割を切っているなら、まず触るべきはコース設計です。装着率が1割台なら、オプションの中身より伝わっていないことが問題です。

コース設計:選択肢を減らして、上位を選びやすくする

基準になるコースを一つ決める

コースが4つも5つも並んでいると、お客様はいちばん短くて安いものを選びます。判断材料がないからです。店として一番おすすめしたいコースを一つ決め、それを基準に上下を配置すると、選ばれ方が変わります。初回向けの案内でも「まずは90分が標準です」と言い切ったほうが、迷いが減って結果的に選ばれます。

延長の判断は、施術中ではなく予約時に置く

延長は施術中に切り出すと、お客様も断りづらく、セラピストも言い出しにくい。予約の段階で「90分と120分、どちらにされますか」と選んでもらうほうが、双方にとって自然です。延長率は、接客の熱量ではなく、聞くタイミングでほぼ決まります。

時間帯で単価を変える

単価を一律で上げるのが不安なら、需要が集中する金曜・土曜の夜だけ指名料やコース料金を見直す方法もあります。閑散帯は据え置きにしておけば、価格に敏感な層を失わずに済みます。

現場の失敗談:オプションを増やしたら客単価が下がった

客単価を上げようとして、オプションのメニューを一気に8種類まで増やした店舗がありました。結果は逆で、翌月のオプション装着率はむしろ下がりました。受付として実感していたのは、電話で全部を説明しきれないということです。説明が長くなるほどお客様は「じゃあ今回は普通ので」となる。セラピスト側も、どれを勧めればいいか分からず結局何も勧めない。選択肢を3つに絞り、「初回の方にはこれ」と決めた翌月から、装着率は元に戻り、そこからさらに伸びました。増やしたのではなく、減らして決めたことが効いた事例です。

オプションは種類の多さではなく、受付とセラピストが迷わず1つ勧められるかで装着率が決まります。メニュー表を作る前に、「初回の方にはこれ」「肩を気にされる方にはこれ」と、勧める場面をセットで決めておいてください。

押し売りにならないオプション提案の型

「提案してください」とだけ伝えても現場は動きません。売り込みに聞こえるのが怖いからです。次の3点を決めるだけで、抵抗感はかなり下がります。

  • タイミングを2か所に固定する:予約受付時と、施術前のカウンセリング時。会計時の提案は「もう決まったのに」と感じさせるので避けます。
  • 理由をセットで言う:「オプションいかがですか」ではなく「前回、肩がつらいとおっしゃっていたので、今日は◯◯を足すと楽になりますよ」。理由があると提案は案内になります。
  • 断られたら引く、そして記録する:一度断られたことをメモしておけば、次回同じ提案を繰り返さずに済みます。しつこさの正体は、記録がないことです。

2つ目の「理由をセットで言う」を実行するには、前回の来店内容がその場で見えている必要があります。来店履歴が個人のメモや紙のカルテに散っていると、指名以外のスタッフは何も踏まえられず、結局「いかがですか」しか言えなくなります。

上がったかどうかを確かめる4つの数字

施策を打ったら、翌月に次の4つを並べて確認します。平均客単価だけを見ていると、単価の高い常連が数人増えただけの月と、施策が効いた月を区別できません。

  • 平均客単価(月の売上 ÷ 客数)
  • コース時間の構成比(90分以上の割合)
  • オプション装着率
  • 指名率

新規とリピーターは単価の出方が違うので、可能なら分けて見てください。新規の客単価が動いていないのにリピーターだけ上がっているなら、効いているのは提案ではなく関係性です。逆に新規が上がっていれば、コース設計や案内の変更が効いたと判断できます。

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客単価の内訳を、集計しなくても数字で確認できる

SpaHubは、予約・顧客・売上・給与・シフトをひとつのシステムで管理します。予約と売上がつながっているので、コースやオプションを含む売上の内訳、媒体別の集計をそのまま確認でき、客単価の変化を月次で追えます。来店履歴も予約画面から確認できるため、受付やセラピストが前回の内容を踏まえた案内をしやすくなります。セラピスト専用アプリ「SpaHub: MY PAGE」と連携すれば、担当分の実績もアプリ側で共有できます。

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まとめ:客単価は接客ではなく設計の結果

客単価が上がらないのは、スタッフの提案力が足りないからではありません。選択肢が多すぎる、勧めるタイミングが決まっていない、前回の内容が見えていない——原因はたいていこの3つです。まずは1か月分のコース構成比・オプション装着率・指名率を出し、いちばん低い項目から一つだけ手を付けてみてください。値上げに踏み切るのは、そのあとでも遅くありません。

よくある質問

メンズエステの客単価を上げるには値上げが必要ですか?
値上げは客単価を上げる手段のひとつですが、最初の一手には向きません。まずは指名率・オプション装着率・延長率という3つの内訳を確認し、伸びしろが大きいところから手を打つほうが、既存のお客様を失わずに客単価を上げられます。
オプションの提案が押し売りにならないか心配です。
提案するタイミングと言い方を決めておけば、押し売りにはなりません。会計時ではなく予約時とカウンセリング時に、「今日はどうされますか」ではなく「前回◯◯を気にされていたので、今日はこちらを付けると楽になりますよ」と、来店履歴に基づいて具体的に伝えるのが基本です。
客単価が上がったかどうかは、どの数字で確認すればいいですか?
月の売上を客数で割った平均客単価だけでなく、指名率・オプション装着率・延長率・コース構成比の4つを月次で並べてください。平均だけ見ていると、単価の高い常連が増えただけなのか、施策が効いたのかを区別できません。

執筆・監修:SpaHub編集部

全国11店舗のメンズエステ運営・受付・予約/顧客/売上/給与管理の実務経験をもとに、現場で使える運営ノウハウを発信しています。運営者情報 →

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